訛りと言語障害の関係とは?

オピニオン

日頃使っている多くの言葉はある一定の法則で成り立っています。

その法則とは”いわゆる”標準語(東京で育った人を中心に用いられている言語)です。

その標準語を逸脱しているのが”いわゆる”訛りと方言などではありますが、その訛りや方言などを東京から1時間も足を伸ばせば聞けます。

訛り自体は文献時代よりも前に存在していていましたが、今日のような交通手段は全くなく人の往来もほとんど無かったため、良い意味で人との比がなく、集まるのは決まった人でした。

とある論文によると明治から江戸時代において国語という教科を作ろうとして別々の藩の人がひとつ屋根の下で話そうとしたらそれぞれの方言の通訳者がいたというものがあります。

また、言語障害があると知的にもっていう混乱がありますが、100%そんなことはありません。中にはそういう人もいるということ、だけです。

このページでは訛りと言語障害の似ている部分、またそれらを持っている周りの人がどのようにして聞き取りをしているのか、それを応用はできないのかなどなどを書きたいと思います。

訛り・方言と言語障害の共通点とは??

  • 相手に伝わりづらい
  • 言ってる言葉が予想できない

この2点のことにより、相手の話してることを理解できないということがあります。

旅行や出張などの短期的滞在ならまだ平気かもしれませんが、

留学や就職、または移住で長期に渡って住む場合、全くわからないということは生活の保証ができません。

この保証というのは個人で生活することではなく、集団で生活することを指します。

住むということは否応でも地域の人たちと顔を合わせなければ、村八分となり住んでいても楽しくはありません。

この関連はここを見てもらえばわかりますが、生活する上でもっとも気を付けなければいけないのが災害時です。

災害のときに地域に溶け込んでいるかどうかで生死に関わってきます。

ということはつまり、地域の中の話し方も理解する必要があり、回りに回って訛り、言語障害うがわからないと生きていけません。

訛り・方言とは??

各地域に数多の訛り・方言があり、細かいのを入れると数限りないですが、代表的なところでいうと国単位、県単位さらには各地区、老若男女まで細分化できます。生涯、県外に行かなければわからないと思いますが、一旦県外に出ていけば嫌でもわかります。

主的には訛り・方言があった方が可愛げがあり、訛りを話した方が良いことではないかと思うのですが、一般的には話さないのが主流ですね。

多くの訛りは縄文時代からあったようですが、文献時代前に存在しているので文献はありませんが、考えてみれば一目瞭然です。

縄文時代でも生活があったわけですので、会話があったと思います。また、交通が無かったための人の往来は無いため、生活区域は限られていたと推測され、その中の生活だったため、訛りは存在したと言わざるを得ません。

それが明治時代以降、方言と共に訛りを標準語に置き換えることになり、方言と共に訛りが激減しました。

言語障害とは??

言語障害を持つのは、生まれつきな先天的なもの、加齢、事故、事件、病気による後遺症・合併症などの後天的なものなどがあります。

大々的に言われているのは言語障害の中でも「失語症」と「構音障害」であります。

なぜそうなるのかは、脳の大脳にある言語中枢や言語中枢に繋がる神経(感覚神経、運動神経の2種類ある)が何らかの原因で破損し言語中枢に繋がらなくなるのが考えられます。

出てくる症状としては、読み書きができることをいわゆる”健常”の状態としたときに、どちらかができない、またはほかの人が何言っているのか理解できるけど話せない、もしくはその場では意味不明なことをいうこと、文章としては何を書いてあるのかわかるけど、理解ができない、文字が書けないなどのいわゆる”障害”が出てきます。

こうしたことは病院のリハビリのST(speech language hearing therapistの略)の人が専門なのですが、日々の訓練も必要ですのである程度は一般市民も覚えたほうがいいかもしれません。

また、日々の会話もありますので、相手に障害があってもある程度理解あればいいですよね。

そこで

AIとは??

AIと聞くとあなたは「artificial intelligence」という意味の人工知能を思い浮かべませんか。日々人が開発をしてコンピュータに予め知的知識を入れておいて、その場に合わせた知的活動を行うものです。

ここではっと思ったあなた、まさに正解です。

ここでは人工知能は全く関係ありません。この記事では「 artificial intelligence 」の意味でのAIではなく、

「Appreciative Inquiry」の意味です。人材開発や組織活性化のアプローチの一つでアメリカで加発されました。日本ではまだ浸透はしていませんが、今後広まっていくであろうと思っています。

というのは自身の考えをなかなか言う機会がない、言ったら自己顕示力が高いとか言われる、考えがはっきりしていない、などなどいろいろな思惑が混ざり合い、なかなか発言できない人も、またお互いをよく理解していない人にもお勧めです。

簡単な内容としましては2人1組になり、互いの話を時間を決めて話して聴くだけです。ここで重要なのはただ聞くだけではなく、相手を理解するために聴くということ(専門的な言葉で言うと「傾聴」)です。

聴いた後でフィードバックするのがありますので、相手の言っていることをメモを取ることをお勧めします。相手の話を理解するため、また相手のことを真剣に聴くのにも役に立ちます。ここでやってはいけないのが、「こうしたほうがいい」とか「こうするべき」とか話の途中で相手に意見をしたり、話を折ることです。このようなことをすると話が途切れる、または話がほかの方向に向かってしまうことがあります。

詳しくはHUMAN VALUEさんのページをご参考ください

何故AI( Appreciative Inquiry )を書いたのかというと

何故このAI(Appreciative Inquiry)を紹介したかというと、訛りと方言、言語障害の2つに共通するものがあります。

それは、その人の話し方や口癖、ボディーランゲージ、会話の裏にあるもの、口頭による会話ではない会話の仕方(非コミュニケーション)などなど、人の話を聴くことで得られ、その人のことが大事な存在になることもあります。

訛りや方言、言語障害がある、もしくはありそうからと言って最初から距離を置くのではなく、人と話す機会だと思い話してみると、意外と新しい発見もできて楽しいです。人の性格は十人十色ということから人の話す言葉も同じことが言えます。

また、自身の人生の幅が格段と広がりますので、この記事を見た方は積極的に人に話しかけてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は言葉の関係で標準語を基準にしましたが、標準語は意外と歴史が浅いと思われます。

また、逆に考えれば標準語のほうが単一的なもので、人間の本質とは違ったものと言えるのではないでしょうか。(飛躍し過ぎ???)

訛りや方言を聞くのは都内から1時間も行けば聞けますし、言語障害なら地域には必ず持っている人はいるうはずですから、是非とも話して自身の人生の幅を広げてみてはいかがでしょうか。

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